ふたりのヒロシ

 

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確かに、今のところ 例年よりも冷え込みが緩い、そんな 今年の11月&12月であるのだが … はてさて、畑に通って 約10年ほどになるが、まさか 師走に 生き飛ぶトンボを見かけるなんざ、初めてのことであるわさ。

(いつも書いてるけど)… 一日もそうだし・一年もそう … なんだかんだ ソレゾレ ちがうらしい。 季節や 自然は いつも同じようではいてくれてるけれど、やっぱ ドコか・ナニか ちがうんだね。 去年は去年だけだし・今年は今年だけなんだろうし・来年は来年の『らしさ』があるはずさね。

 

古今東西 好きな詩人は 数あれど、この時期 ワタシには『一年の終わりの詩集』がある。 年末になると 無性に読みたくなるのが、長田弘(福島出身)と、吉野弘(山形出身)の ソレであって。

ふたりの、その 眼差しや・深みや・センスや・彩りや・ユーモアだったりが、愛おしかったりする。

で、特に 冬の始まりが、『東北人 気質』に 忍び・秘め・潜めた センチメンタリズムみたいなもんと シンクロしちゃうのであろうか … 冬になると、北国に生まれ・育った人たちの『温かみの記憶』に 触れたくなるのか・恋しくなるのか … 『ココロの暖』を とりたくなるのか、ね。

とにかく 年末は ふたりのヒロシ なのである。

 

 

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