2024-01-01から1年間の記事一覧

わが名を刻む

、、、 あまい香りを漂わせながら 散りゆくサクラ … めくるめく春の『生』が あちらこちらで たぎっている そんな中、ワタシは『死』の あとさきを きりもりしていた。 … 思うところあって、両親が檀家になってた寺を抜けることにし、あらたな寺へと、ようや…

紙パックになっても

、、、 親父がいたころは 週に計12本、今は半分の6本、、、朝のわが家に届けられる 牛乳。 … おばあちゃんが フツーに達者なころからの付き合いだから、いったい何十年になるんだろう、森永の牛乳(宅配は 米谷の佐藤牛乳さん)。 で、その牛乳だけど、慣…

電気毛布

夜中に目を覚ますと、台所の灯りが点いており、オフクロが 湯を沸かしていた。 きけば、電気毛布が壊れてしまい、仕方なく 湯たんぽを使うとのこと。 「んで、明日新しいの買ってくっからや、今晩だけ我慢してけろ」と言うと、 古びた湯たんぽに湯を注ぎなが…

『 夜明けを待つ 』

、、、 なんとなくだが … 著者は、上から目線でなく 下から目線でもない、その眼差しは 欲なき水平線にあり 俗たる地平線の末を 見つけてみたいのではなかろうか、と。 約10年の間の ルポルタージュと エッセイが まとめられており、 特に、得体の知れない…

空想小僧、今に至る

特に冬の場合は 閉めといたほうがよいのであろうが … 思うところあって 寝室のカーテンは、年がら年中 開けっ放しにしている。 窓は 南と西の方角にあり、夜中に ふと目を覚ませば、冷え澄んだ闇に浮かびあがった 星座の端っこが ガラス越しにチカチカ光って…

11ヶ月

穏やかめの日和が 続いてるせいか、スズメたちも ハクチョウたちも、なんだか とても ゲンキハツラツなのです。 早くも 1月が終わります。 なのに、ワタシなんぞは どうも イカンのです。 なんとも フガイないのです。 イクツになっても ダメなもんです。 …

宝石

世界には、さまざまなジャンルにおよぶ いろんなコレクターさんたちが、ゴマンといるんだろうね。 まとまった雪が降っちゃって、掘った穴ぼこにも 水が染みまくったから、いったん作業を中止してるみたいだけど … わが家の幼犬が、熱心に収集してるのは、小…

うまくいく ヒケツ

、、、 毎夕、ほぼ決まった時刻、、、 庭のヤエザクラの枝に すがり群がったスズメたちが、けたたましく おしゃべりしている。 その上を、お互い はかったような間隔を保ちながら 組み飛ぶハクチョウたちが、それぞれ 声掛けしている。 「ジュンジュン!ジョ…

ピュア

、、、 ふと 思うときがある。 なんのために・だれのために生きてるのか、 いまだ カスミの中に迷い込む。 そんな 情けないワタシでも、 頼りにしてくれている・待ってくれているんだろなぁ と 感じさせてくれるのが、 犬と猫たち。 ま。ワタシ = ごはんなん…

しあわせ

なにをもって『幸せ』か … それは、人それぞれ であろう。 ただただ 普段の日々を、淡々と過ごし 黙々と生きる中、 たまに ちょっとした『小さな幸せ』を感じる時があれば いい。 誰にも なかなか気づかれないような、ちっぽけなので いいんだ。 高級車とか…

この国

昨年の末、 久方ぶりに『文』を おこしたくなって、、 小松左京の『日本沈没』を なぞらえながら、今 この国の有りようの いたたまれなさ、、どんどん沈んでくような この国は、いったいどうなってしまうんだろうか … みたいな内容だったんだけど、 いざ 書…