天災の発生と 天災で受ける絶望は、誰のせいでもない。
しかしながら人は、生きてるそれだけで 千辛万苦の目に遭いもする。
人は、重い潮や黒い泥を それなりにしょってるから、明るくふるまってみたり、浮かれた場所や おどけた時間に 避難する。
… それにしても、気力は薄れ、春がきたところで萎えた気持ちは膨らまず、喜びも潤いもないまま、くすみ枯れてゆくだけの寝起き、鬱々と堂々巡りな日々のワタシである。
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文芸春秋3月号掲載の、第百六十八回 芥川賞受賞作 佐藤厚志『荒地の家族』を読んだ。
主人公のみならず、物語に登場する 家族・同級生・知り合い … 老若男女 それぞれが、どこか ワタシの奥底に潜んでる心情の一部のように感じられた。 それぞれ皆の 静かなる慟哭が、どこか ワタシの心持ちに重なるように思えた。
それはつまり、気丈でいたり・強がったり・気負ったりの自分を棄て、卑屈で・弱っちくて・情けないのが自分と わかってもらいたいからなのであろう … たぶん。
PS.
ゆけゆけ!!
佐々木朗希投手!!